9月度画塾   レターヘッドを作る        
   このホームページは公開のため津上さんから送られてきた講座資料から
個人の住所及び電話番号等を図面の上でカット或いはぼかしております。
また資料の後半は本文に出てきますので割愛しています。必要な方は直接津上さんにお願いしてください

今日の講座は、そこに見せているような「レターヘッド」の作り方と、それを便箋にする技法を紹介します。   
 
    左上赤色のレターヘッドは、私が在職中に関係していたイングランドの代理店のものです。 赤い商標文字に絡ませて文章を書き入れる部分を緑で枠取りしているのは、そこのオヤジのキャラクターが象徴されているようです。
 
その右にある「DIEBERT」のレターヘッドは、アムエイで大成功を収めたアメリカ女性のレターヘッドです。 ご覧のように強烈に強く大きい文字列を使っています。 これも彼女の性格を如実に表しているようです。 なお、文章は手書きですが、これは個人的に親しい相手には必ず手書きにするアメリカの習慣から来ているものです。 
 その右にあるレターヘッドはアメリカの「Social Security Association」のレターヘッドで、お役所らしい飾り気のないデザインです。

 右端の「青木固研究所」のレターヘッドは、そこにロゴマークは取り入れていますが、これも研究所らしい穏やかで実務的なレターヘッドです。 

 皆さんもご存じのように、レターヘッドというものは、それを受け取った相手の注目を惹き付けるように工夫しているものです。 また、レターヘッドで伝えたい連絡事項は、レターヘッドが付けて無い普通のメモ用紙に書き記した連絡事項よりも、もっと注意して読んでもらいたいという意志を表示するものです。 そして、当然ながら、住所・電話番号などの伝達事項を忘れることなく、相手へ伝えています。

  皆さんも経験あるとは思いますが、ちょっとしたメモを書いて送ったのはよいが、こちらの住所を書き忘れてしまったというようなことがあるものです。 その点、レターヘッド便箋を使うと、そのような忘れ物をしなくてすみます。
 
     
    さて、今日の講座で紹介するのは、そこの左にみせるシンプルなレターヘッドの作り方です。 左は、私が10数年まえに作った我が家のレターヘッド便箋で、相手の目を引くようにカラーは使っていますが、「文字列と飾り線」だけで作ったもので、誰でも作れるレターヘッド飾りです。
  その後、自適生活に入って、お絵かき遊びに時間が使えるようになり、写真をマンガ風にする技法を覚えました。 右にあるのが、現在、家内が使っている「レターヘッド便箋」で、それには、彼女のマンガが入れてあります。 この様なマンガ画像を作る技法は、今後の画塾で紹介して行くつもりです。
 
     
    では、これから「津上のレターヘッド」を作っていきますが、その前に、このレターヘッドに記載している必要事項を説明しておきます。 
 このレターヘッドは、海外の関係先にも対応できるように、左側は英文にしてあります。 そして、右側は国内の関係先と対応できるように日本語にしてあります。 中央には「ロゴ」の代わりに「飾り」を兼ねた「筆書き風」の「The Tsugamis」を入れています。 そして、その下には、「メールアドレス」が入れてあります。
 
     
    これから作る「レターヘッド」は、上に示すようなワードの「ページ設定」条件、即ち、「文字数と行数」ダイアグラムでは「行数=32」、「行送り=20pt」という条件にしてあり、また、次の「余白」ダイアグラムでは、「左右の余白幅=30mm」にしてあります。 「表示」メニューで「印刷レイアウト」にしますと、そのA4ページの罫線が見えるようになりますが、その条件による罫線の3行に収まるように、今回のレターヘッドを作っています。 ご存じの方もあるとは思いますが、ワードに挿入する画像は、どの様な「ヨコ寸法」であっても、ワードの本文スペース内に一杯に入ります。 しかし、今回のワードの条件で、3行以内に収まるようにするには、横幅を15センチにした場合は、タテの高さは約2.5センチという寸法が、ちょうど具合良いように思えました。 もっとも、このタテ寸法はこれに限るというものではありませんで、ちなみに、先ほど紹介した家内のレターヘッドのタテ寸法は2.7センチにしてあります。 これでも、3行一杯に入ります。   
   「台紙を作る」   
     
    さて、エレメンツでこのサイズの「台紙」を作るには、「ファイル」メニューの「新規」から「白紙ファイル」をクリックして現れる「新規」のダイアグラムに次の条件を記入します。 「ファイル名=台紙」、「幅=15cm 」、「高さ=2.5cm」、「解像度=216ppi」、「カラーモード=RGBカラー」、「カンバスカラー=白」と記入して「OK」します。 (上左図)
 すると、その台紙が画面に立ち上がります。 (上中図)

 そのあと、「ズームツール(虫眼鏡)」を3回クリックして100%の大きさに拡大します。 それから、「手のひらツール」で、その「台紙」の左端が見えるようにします。 そして、そのあと、「ウインドウ」メニューにある「効果」というコマンドをオフにします。 すると、画面の右側は「レイヤーパネル」だけになって、多くの文字列レイヤーができても、スクロールしなくてもよく見えるようになります。 (上右図)

「左側に文字入れする」   
 この準備ができたところで、これから、「台紙」の左側に英文を書き入れていきます。 
 
   
以下は本文に個人の住所やメールアドレス等が引用されるので割愛します。
 
     
   以上