礼文島の山野草  
     
  利尻島と並んでいながら、礼文島は生い立ちも景観も全く異なる。利尻島は典型的な火山島だが、礼文島は1億年以上前の白亜紀に海底に出来た地層が隆起したもので、最も高い所でも、礼文岳の海抜490mだ。従ってほぼ平坦な島といえる。高緯度の為か海岸線から高山植物が自生する花の島である。礼文の花と云えばアツモリソウだが、残念ながら季節外れで見ることができなかった。
年配者ののんびりツアーなので、
花ガイドの説明を聞きながらゆっくり花の道を山野草を撮りながら、散策した。
 
     
   桃岩展望台へトレッキング・・花の道  
 
   
     
桃岩展望台から眺めた桃岩
左に小さくネコ岩が見える 
  東に利尻富士
手前の花は
 イブキトラノオ
     
桃岩猫岩展望台より見た
西日を浴びた桃岩の裏側 
  桃岩猫岩展望台より見た猫岩
座った猫の後ろ姿がほほえましい 
 
 
  桃岩は1億年以上前に海中のやわらかな堆積物にマグマが噴出したもの。それが 隆起し、周囲の地層が浸食で削られてこの様な形になったそうです。
東側の桃岩展望台からみると桃のように見えますが、西側の桃岩・猫岩展望台からみると桃の種の部分が見えるそうですが、良く分からない、誰かが「桃というよりおっぱい岩ね」と云っているのが聞こえ、そちらの方が説得力がありました。 
 
     
  桃山トレッキングの花たち   
 
レブンソウ エゾゴマナ
     
 エゾノコギリソウ   レブンウスユキソウ 
     
ミソガワソウ    ツリガネニンジン 
 
   存在感のあるエゾニューは礼文島に限らず北海道の湿原ではポピュラーなセリ科の植物だが、本州の人たちには目新しく映る。花ガイドは群生するエゾヨロイグサやエゾノシシウドの違いを説明してくれたが、良く分からないまま散策が終わった。  
 
     
エゾニュー
左上は利尻富士の裾野 
  エゾヨロイグサの群生 
     
 
  江戸屋山道・スコトン岬 ed 
  礼文島の最北部のスコトン岬は「日本最北の岬」、久種湖は「日本最北の湖」だが「最北」をはずせば、平凡な存在だ。しかし近くに、アツモリソウ群生地や花の散策路江戸屋山道、美しい澄海岬、ゴロタ浜、ゴロタ岬など観光スポットが 集まっている。アツモリソウは季節外れで見れなかったが、江戸屋山道では山野草が咲き乱れ旅人を楽しませてくれた。  
 
     
澄海岬    左と同じ場所で山野草を撮る 
     
久種湖近くの平原    江戸屋山道の山野草-1 
     
江戸屋山道の山野草-2     江戸屋山道の山野草-3
ハマベンケイソウ