カメちゃん日記・続編19  
   
カメちゃん歳時記・・「カメ鳴く」
横須賀菖蒲園を訪ねました
 
 
 
 
   
  歳事記と言っても、俳句の季語ではない。私カメちゃんの、四季折々の生活の紹介である。ちなみに歳時記では「カメ鳴く」は晩春の季語です。ご主人様の無知の旅人は俳句に関しても無知なのだから多分知らないだろうな。
川越のをちの田中の夕闇に何ぞと聞けば亀のなくなり」藤原為家
 
     
   
           
1月~3月中旬
  冬眠中です
。 
 4月~5月 
食欲の春、
甲羅干し 
 6月
恋の季節だけど 
相手がいないの
7月下旬
一日がかりで
産卵の穴を
8月~9月 
 
体力作り 
食欲の夏
  10月
 
冬眠準備で
 
食べません
 
    カメは本当に鳴くの?  
     20年以上のつきあいだが、カメの鳴き声を聞いたことがない。好物の餌を夢中で食べる時や終わった後などで「クッー」と鳴き声のような音を出すが、これは餌と一緒に飲み込んだ空気を外に出す音だ、
前述の藤原為家の歌も「川向こう遠く夕暮れ時に何か音がする。なんの音だろうと尋ねてみるとカメが鳴いているのだそうだ」という意味でカメの鳴き声を聞いた訳ではなさそうだ。鳴かないのが分かっても「カメ鳴く」が季語になったのはこの歌に由来すると言われている、何故春の季語なのか無知の旅人の知るよしもないが、思うにこの時期、冬眠を終えたカメたちが餌を求めて活発に動き回るのと、陸に上がって甲羅干しをするので目に触れることが多く、人々は季節感を感じたのかもしれない。
 
       
     梅雨の季節は恋の季節・・・しかし「待ちカメ」来たらず哀れ  
     カメの鳴くのを聞いたという人もいる。晩春から初夏にかけて、カメは発情期を迎え、食欲がなくなり、雄は雌を求めて走り回る。当然狂暴にになる。水槽のカメは外に出たがり暴れる。その時、口に泡を出したり、鳴いたりするらしい。我が家のカメちゃんは雌で、庭で自由な生活をしているので、そのようなはしたない振る舞いはしない。梅雨が始まる頃の数日カメちゃんが急に餌を食べなくなった。仲間を求めていたのだろうか。  
       
   
     
朝早くから動き出します
素敵な殿方に会えるといいな! 
  まずは芝生の真ん中で
存在感を示します
 
     
 その後庭の片隅で
終日首を長くして庭を見つめています
  今日も仲間を見かけなかった。池で水を飲んだ後、
フクロウさんに慰められて寝床に戻りました
 
 
 
       
    梅雨の雫  
      何の写真かな?
 
   
     
水晶占いができるかな?    クラゲの群れかな? 
 
    上左の写真はガクアジサイの小さな雄蕊が梅雨の雫を捕まえたもので水晶玉のようですね。
上右側は蜘蛛の巣に捕まった梅雨の雫ですが、ホワイトバランスを変えると海のクラゲに似てきます
 
   
     
梅雨に濡れる萼アジサイ (f/4.5)
水晶玉はどこを切り取ったか分かりますか?
  梅雨に濡れる蜘蛛の巣(f/10) 
雫が滝のように見えます
     
拡大すると宝石箱 ?   拡大すると
どの雫もアジサイを捕らえています
 
 
       
     横須賀菖蒲園を訪ねました、  
   

菖蒲園入り口
小さな尾根にはさまれた二筋の谷戸からなる横須賀菖蒲園は整備される前は水田だったのだろう。入り口近くまでせまる小さな尾根で菖蒲園は南側と北側に分かれている。南は広々としており、北側は狭いが水車など配置し、それぞれ取り囲む尾根の緑と解け合い風情のある里山風景を作り上げている。
 菖蒲園は7000㎡の広さに、400種類、14万株の花菖蒲を育てている
 
   
     
広々とした南側菖蒲園    田園風景の残る北側菖蒲園 
   
 くつろぎの一時を過ごす熟年夫婦     どちらを狙っているのかな?
     
     
 
   
 年を取ると重たいカメラは苦痛になる。旅する時はなおさらである。菖蒲園の雰囲気を伝えたここまでの写真は、すべて、小さくて軽いが、高性能のソニーRX100M3で撮したものだ。
大きい方のカメラはごく一般的な18-200のズームレンズを利用しているがそれでも重い。もっと重い、300mmとか400mmの望遠ズームは魅力的だが扱いきれない。
重いズームが駄目なら軽い単焦点を、望遠が駄目なら接写のマクロレンズと安易に決めた。専門家が推奨する構図の取りやすい望遠マクロや中望遠の90mmマクロは重さの関係で敬遠し、等倍で一番軽い60mmマクロを交換レンズに追加した。今回絞りのf値を変えながら、何処までズームに近い写真が撮れるかテストしてみた。
 
       
     マクロで撮る梅雨の菖蒲とアジサイ
 テストなので「絞り優先」で ISO400。
(このマクロレンズの絞りはf2~f22)
 
       
     
北側菖蒲園の水車小屋 (f/22)
ピントは紫の花菖蒲
  雨傘(f/22) 
ピントは中央の白い花菖蒲
     
 介護の方に助けられて (f/22)   赤いアジサイ(f/22) 
     
紫のアジサイ(f/20)    花菖蒲 (f/10)
     
花菖蒲 (f/8)   黄ショウブ(f/8) 
     
 (f/7)   (f/5) 
   
 (f/4.5)   (f/4.5) 
   
   少し離れた所にある花菖蒲を狙った。ズームなら簡単に構図を決めれるが、単焦点では撮影者の位置できまる。中央の青い花菖蒲にピントを会わせ、広く撮して切り取ることにした。
トリミング後   
(f/2.5)    
 
ズームが使い易かった!!   
 下の4枚はズームレンズを使用した。遠くの被写体でも構図が取りやすい。 f/22に固定  
   
 花摘む娘   列ごとに種類が違うのです 
     
     
 
 
今回の結論は マクロレンズはマニュアルフォーカスのピント合わせが楽だが、撮影位置の制約が大きく接写以外では使いにくかった。特に祭りや縁日など人混みなどではほとんど使えなかった 。  
       
     以上です  
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