真夏の広島・岡山の旅  
     
   初めて参加する写真展の題材を求めて、真夏の広島、岡山を訪ねました。原爆ドームは原爆を投下された日のように、真夏の強い太陽を浴び静かにたたずんでいました。  
   
   
 原爆ドーム 記念館に展示されている
被爆した三輪車 
 
    イスラエルの首都エルサレムにあるホロスコープ記念館では、アウシュビッツで犠牲になった人々の悲しみをくどいほど並べ立て、神への冒涜的行為を糾弾していました。それに比べ、広島は展示も少なく、何を訴えようとしているのか曖昧ですね。広島の原爆記念館で、被爆した三輪車を見て、その持ち主の幼子の無念さに思いを馳せるとき、悪魔に魂を売ったような行為に強い憤りを感じました。  
     
   厳島神社  
   
   
飾りたてた御座所船  幼稚園の遠足 
 
   旧暦6月17日の大潮の晩行われる宮島管弦祭りを翌日に控え、厳島の女神が乗る御座所船での管弦の練習に熱が入っていました。  
     
   岡山後楽園  
   蓮の花を写そうと朝一番に岡山の後楽園に入園しました。さすがに日本3名園のひとつで、どこを見ても絵になる景色に圧倒されました。その庭園の片隅で美しい「八橋」を見つけました。八橋は日本固有の架け橋で浅瀬・浅瀬に杭を打ってたくさんの板を折れ折れに架けたものを指します。八橋は伊勢物語九帖に書かれて以来、芸術作品の主題になったり、有名なお菓子に名づけられたりしています。後楽園の「八橋」は故事にのっとり杭に8枚の板を折れ折れにのせた橋で、日本人の心の琴線に響く美しさを持っています。  
   
   
岡山城を望む  大賀蓮の池 
 
   
     
 大賀蓮 大名蓮  蜜蜂と蓮 
 
     
   八橋  
   
   
 太鼓橋 このような架け橋が
たくさんありました 
 
     
     
   「無知の旅人」のトップページに戻る