辺境のアルバム  
   中国ウィグル自治区のウルムチ周辺の景色 その  
   降り立った街は、石油ブームに沸く近代都市でした。タクマラカン砂漠の南の砂漠と天山山脈の北の高原湖を訪ねるため、出発地となるここウルムチには2年続けて立ち寄リました。しかしそれらの報告ではウルムチ周辺や遺跡の多いトルファンなどすべて割愛しました。写真がレタッチで何とか見れるレベルに回復したので、とりあげなかった箇所を中心に地域毎のアルバムを作ることにしました。  
   上海経由でウルムチへ  
 
   
来るたびに大きく変わっている上海   暑い!暑い! 乗り継ぎでした。 
 
     
   紅山からみたウルムチ市街  


   上海で浦東国際空港から昔からある紅橋空港に移動、そこから国内便で5時間ほどかけ、中国を横断し、ウィグル自治区の首都ウルムチに降り立ちました。    
   遥々たどり着いた辺境の地は石油ブームで活気を帯びた人口200万の近代都市で、高層ビルが林立し、ホテルの前もきれいで清潔な街並みでした。7割が漢民族の都市の為かこの付近には西域の雰囲気はない  
   
ウルムチはアジア大陸の中心でした
 
       
  漢時代(?)の狼煙台 アジア大陸の中心を示す塔   
       
   砂礫の砂漠を灌漑した農地  砂漠のなかで送油管敷設   
   ウルムチ市から西南に30キロほど行ったところにアジア大陸の中心があるというのでかけました。街をはずれるとゴビ(砂礫の砂漠)を灌漑した農地がひろがりその先ははてしないゴビの砂漠でした。天山山脈が山並みが濃くなったところに古い時代ののろし台の跡がありその近くにアジアの中心を示す塔はありました。見学者はまだまばらでしたが、周辺は大きな観光施設が建設中でした。ウルムチ市が観光スポットとして強力に周辺の整備をプッシュしています。私にはのろし台の方も観光的価値があるように思えるのだがこちらは放置されたままでした。  
     
   ウルムチの市場とカザフ人街の屋外市場  
   ウルムチ最大の食品市場は,2年半前の2005年に訪れた時は雑然としていた,屋外の果物や野菜売り場が整然となり、通路も綺麗になっていた。それぞれの野菜を一杯に積んだトラックが後ろをそろえて並び、店並を作っていた。屋内市場では冷蔵庫もなく多くの肉を吊るしたお店に驚いたが、次の年には冷蔵ボックスが多くの店で使われ始めた。家庭と流通の保冷が改善されてきた為かもしれない。あれから一年半経つ今頃は、冷凍食品の売り場もできているかもしれない。辺境の地は我々の想像以上の速さで変化していた  


       
   市場の干しブドウ屋  広場でピーマンを売る農民。トラックの後ろの戸を倒し、店にしている  
       
   屋内市場の肉や  屋内市場の肉や  
       
   街角でナンを焼いて売っている これはうまかった!   カザフ人街の露天市場(ナン屋)  
       
   カザフ人街の露天市場(八百屋)  カザフ人街の露天市場(肉屋)  
       
     


   次は 中国ウィグル自治区のウルムチ周辺の景色 その  
     
   「無知の旅人」のトップページに戻る