琵琶湖 水の風景

 
  早いもので、もう梅雨入りです。飼い主の無知の旅人は
カメラを抱えて、伊吹山のお花畑を訪れたが、ニリンソウノ群生以外は見られず、しかたなく、主題を花から水に変えたとのこと。
相変わらず無知ですね!
 
     
  伊吹山のお花畑と向源寺の十一面観音を楽しみに琵琶湖を訪れた。    
  伊吹山のお花畑は時期が早く期待はずれだった。国宝の渡岸寺の十一面観世音菩薩立像とは10年ぶりの対面だ。今回は本堂ではなく、本堂隣りの建物に安置されている為、後ろ側からも拝観できた。期待以上の収穫であった。
琵琶湖は四方を山に囲まれ、そこからの流入する河川は数多くあるが、自然の排出河川は瀬田川の1本のみである。瀬田川は京都では宇治川大阪では淀川と名を変える。古くから海運の便ばかりでなく京都や大阪の洪水を減じる巨大な調整池だったのだろう。(人工の流出口としては明治23年に開通した琵琶湖疎水があり発電などに使われた)
お花畠が期待外れだったので水を主題に纏めてみた。 
 
 
     
  琵琶湖の夕暮れと日の出
湖西地区のおごと温泉郷の宿は全室露天風呂があり、そこから湖の景色が楽しめた。 
 
 
 
←対岸のかすんで見える鈴鹿山脈から顔を出した満月が我々を歓迎してくれた 

湖面に映る夜の月光→
 
 
 
 
     
夜明け前の釣り人    日の出前の釣り人 
     
     
日の出を待つ少女    日の出 
 
 
  水郷の街 近江八幡   
     
 
     
近江商人の故郷
近江八幡の新町通り 
  白壁が並ぶ 八幡堀
堀の左は日牟禮八幡宮
     
昔は荷船今は観光船    水辺で絵を描く人も多い 
 
 
     
  近江の名水   
 

伊吹山の水が地下に浸み込み、石灰岩層を通り抜けた伏流水が、米原市醒ヶ井宿の「居醒の清水」から豊富な湧水となって湧きだし地蔵川を作りだしている。ここでは、清流でしか育たない梅の花に似た白い小花を咲かせる梅花藻(バイカモ)を見ることが出来た.

 
 
     
居醒の清水の湧水池    湧水池から地蔵堂へ
     
     
清流に住むニホンカワトンボ    川辺は花が一杯 
     
     
清流から顔を出す梅花藻の花   梅花藻の群生 
     
     
梅花藻の群生     地蔵川
 
     
     
  追記   
  奈良興福寺北円堂の仏たち  
  興福寺国宝の特別公開の締め切り日の三日前、康慶、運慶の仏像を拝観、国宝館では上野でお会いした阿修羅像に再開でき、ゆっくりと拝観できました。  
 
   いずれの寺社でも、堂内撮影禁止のため、仏像などカメラに納めることはできない。北円堂の外観を離れて撮っていたとき、たまたま望遠を用いたら仏たちの姿が浮かび出た  
左と同じ位置から撮った北円堂の全体像
 弥勒如来座像
法苑林菩薩    無著世観音菩薩
     
       
       
 
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