戦場ヶ原の散策 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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大渋滞 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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戦場ヶ原 一万年以上前に噴火した男体山の溶岩で湯川が堰き止められ、堰止め湖が生じそこに土砂が蓄積し、現在のような湿原にとなったそうだ。湯の湖を出た湯川が戦場ヶ原を縦断し竜頭の滝を経て中禅寺湖に注いでいる。 この湯川に沿ったハイキングコースは木道が整備されており、高齢者にも優しい道だ。 光徳牧場近くの国道から入ると、湿った土に強い赤い実をつけたズミや白樺、イヌコリヤナギの林道を楽しめる。湿原に近づくにつれ背が低くなる。道も土から木道に替わり、湿原へと進む。湿原の中にも小さなカラマツや白樺が多く見られる。皆背が低く幼木のように見えるが戦前に植林したカラマツなどは50年以上の老木が多いとのこと。それだけ厳しい環境なのだろう。 歩き始めてから30分あまりで湯川に出会い、湯の湖からのコースに合流した。ここから、赤沼を目指す。 |
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竜頭の滝 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
赤沼で別れた湯川はこの後、竜頭の滝を経て、中禅寺湖に注ぐ。竜頭の滝付近は日光でも紅葉が一番早く、毎日の様にテレビで紹介されていた。その為もあって、観光客で賑わい交通渋滞の一因になっている。渋滞のお蔭で車窓からゆっくりと滝を眺めることができた。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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中禅寺湖 戦場ヶ原より古い2万年ほど前の男体山の噴火で出来た堰止め湖で、流れ出る水はで有名な華厳の滝を作る。残念ながら紅葉は始まったばかだった。 |
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クラシックホテル・・日光金谷ホテル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
連休明けでいろは坂の渋滞が解消され、早めにホテルに着いた。 クラシックホテルといえば奈良ホテル旧館を思い出す。日光金谷ホテルはそれ以上の歴史があるというので興味があった。確かに歴史は古い。ヘボン式ローマ字で有名なヘボン博士のアドバイスで日光東照宮の楽士であった金谷善一朗が金谷ホテルの前身である金谷カッツテージインを開業したのが明治六年(1878年)だという。今年から140年前だ。20年後の明治26年に右に見える本館の2階3階部分(1階は昭和初期の改修で増築)で洋室30室の金谷ホテルが開業した。2階3階では東照宮の内部の装飾を模写したり、モチーフにしながら和洋折衷のすてきな雰囲気を醸し出している。今でも披露宴どに使われているダイニングルームの入り口右の当時の食堂はすばらしく日光東照宮などを支えてきた当地の職人たちの技に感銘を受けた。 明治42年(1909年)関西の準迎賓館として開業した西のクラシックホテルの横綱奈良ホテルとは違った雰囲気を持っている。 |
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参考 ・・日本のクラシックホテル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
クラシックホテルの定義は知らないが、明治以降に出来た洋風ホテルで、それぞれの地域の発展に貢献した名門ホテルとすると 明治6年創業の日光金谷ホテル、明治11年創業の箱根の富士屋ホテル、明治27年創業の軽井沢万平ホテル、明治42年創業の奈良ホテル、昭和2年開業だが横浜の顔ともいうべきおなじみのホテルニューグランドなどはその資格があるようだ。 中でも、民間の篤志家が外人観光客の為情熱を燃やして創り上げた日光金谷ホテルと鉄道院が準迎賓館として推進し創った奈良ホテルとの対比が面白い。 |
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