カメちゃん日記・続編

 
   カメちゃん日記続編-2 冬眠から目覚めました(2014年3月)

 カメちゃん日記続編-1 雪と梅の木(2014年2月) 

  私の自己紹介「カメちゃん日記」(←クリック)をご覧ください。、
 
     
     
   2-冬眠から目覚めました(2014年3月)  
     
   3月18日に冬眠から目覚めました。昨年より10日ほど遅いの目覚めでした。
無知の旅人は、私を暗い納戸に閉じ込めたまま、今月中旬に九州に出かけてしまったのも目覚めが遅れた理由の一つです。
このページは、旅の初日の報告で、旅の続きは「神仏習合の原風景・国東半島」をご覧下さい。
    どうなることか、目覚めて早々に心配ししているカメちゃんです。
 
     
   豊前の河津桜  
   10年ほど前のことです。その一年前に結婚した息子夫婦が企画したのか、先方のご両親、そのお姉さん夫妻それに私共の熟年夫婦3組6人で、伊豆半島河津温泉郷を訪れ、河津桜のお花見をしたり、お母さんのご実家とゆかりがある川津来宮神社や薔薇で有名なバガテル公園などを訪ねました。その折、お父さんがご自分の山に「桜通り」を作るのだと、お知り合いの苗木屋さんで、河津桜の苗木を100本ほど買われました。
その後のお付き合いは、新しい親戚というより、私を未知の辺境の世界に誘ってくださった大切な先達であり、友人でした。悲しいことに、彼は3年前、病に勝てず他界されました。
彼が育てた桜の開花を是非見たいと思いながら、延び延びになっていましたが、今回ようやく実現できました。この旅はお父さんを偲ぶ旅でもあったのです。
先月カメちゃんの庭で雪そりを楽しんでいた孫達も、春休みを利用してまもなくここにきます。
 
   
 
     
河津桜が育ち、完成した桜通り    自宅の庭の河津桜も満開です 
     
園の施設にも河津桜、 豚君達も桜見物?
黒いビニールハウスは椎茸の栽培
  先達を偲ぶ無知の旅人 
 
    敷地内で福祉施設(恵光園←クリック)も運営しており、「桜通り」は一般に公開されてません。  
     
     
   北九州は長い間文化の先進地域であった!  
   福岡県の豊前市と大分県の中津市は山国川を挟んだ隣町である。私たちが訪ねた時、中津市はNHKの大河ドラマの主人公黑田神官兵衛一色で街のあちこちに幟が立てられていた。 
慶應義塾の創立者福沢諭吉の旧居と敷地内にある記念館を訪ねた。彼は「学問すすめ」の書き出しで「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と書き、従来の身分制度を支える儒教的思想を排し実証的な学問を説いたのは無知の旅人でも知っていたが、旧居内の記念館で日本の近代化、民主主義を先導した姿を学び感銘を深くしました。ちなみに無知の旅人が学んだ早稲田大学の創立者大隈重信の生家は福岡県の反対側の佐賀県にある。日本の近代化を推進した偉人たちの多くが北九州から輩出しているのは興味深いことだ。古墳時代より明治に至るまで、北九州は文化の先進地域であったのは何故だろうか? 旅の後半で、国東半島を巡り、「三浦梅園」旧宅を訪ねたとき、その秘密の一端を垣間見ることができた。この問題は「神仏習合の原風景・国東半島」を参照してください。
 
     
福沢諭吉の生家 (中津市)
生家の前にも黑田神官兵衛の幟。 
  山岳信仰の歴史は古墳時代にさかのぼる求菩堤山。
麓に求菩堤温泉がある
 (豊前市)
 
     
   北部九州修験道の中心求菩堤山  
   恵光園から南の山側に向かって走る道では、茶畑がつづくのどかな田園風景をが続く、園もここに茶畑を持っているとのことでした。川にそった道を20分ほど走り、急に山が近づいてきたとき求菩堤山麓の求菩堤温泉に辿り着いた。最初の夜はここで旅の疲れを取ることになった。  
  求菩堤山は古くから人々の信仰を集め、その歴史は古墳時代にまで遡ると云われているが、宿でもらったパンフレットによると、6世紀前期に猛覚魔卜仙により開山、12世紀平安時代末期には宇佐出身の天台宗の僧により再興され、天台宗求菩堤山護国寺を中心に多くの山伏が住み北部九州修験道の中心を担ったそうです。しかし、明治元年の神仏分離令とそれに伴う廃仏毀釈、更に明治5年の修験道廃止令よって求菩堤修験道は終焉を迎えたとのことです。
実は、その後訪れた仏の里・国東半島でも多くの寺社がこの歴史の流れに翻弄されたのを知るのでした。
 
   旅の後半は「神仏習合の原風景・国東半島」をご覧ください。  以上です。  
     
     
     
     
   1-雪と梅の木(2014年2月)  
     
   十数年ぶりの大雪で、2週間後に冬眠から目覚め、日中を過ごす庭も夜寝る梅の木の下の小さな池も雪に覆われました。  
   
     
綿帽子をかぶった梅の木の下でカメの池も
フクロウの置物も雪に埋もれていました 
  カメちゃんが遊ぶ庭では、
孫達がそりで遊んでいました 
     
 雪に覆われた梅の木   雪の下で花芽が元気に色づいていました 
     
雪の下で耐える梅のつぼみ    風で雪が飛ばされ、もうすぐ開花です 
     
雪に耐えた蕾も開きました。     一週間後に開花しました  
 
     
   写真展(藤稲フォトクラブ 2014年1月)  
  数年前、ゴルフを卒業した無知の旅人は、クラブをカメラに持ち替え地域の写真クラブに参加しました。最初はもっぱら私カメちゃんがモデルでした。最近ようやく旅人らしい写真も撮れるようになりました。  
 
     
 写真展で作品を背にした
無知の旅人
  北円堂の仏達
奈良・興福寺にて撮影 
 
 
       
  日の出を待つ少女
琵琶湖・雄琴温泉にて撮影 
  湿原のオブジェ
奥日光・戦場ヶ原にて撮影 
 
 
     
    「無知の旅人」のトップページに戻る